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日々の破片

著作一覧

2006-01-27

_ はったりをかますための勉強

ハッタリだけを目指すならARIESはredoするのが重要なんだ、程度の理解で十分だが、ちゃんとやるとcheck pointの中には何が入って、途中でページが書かれる場合にもundoフェーズでちゃんと戻るにはどこから開始しなくちゃいけないのかとか、いろいろと細かい事を追う必要がある。

――プログラマ的はったり

が、知らなかったり。で、なんだろうと調べてみた。

で、元ネタはARIES: a transaction recovery method supporting fine-granularity locking and partial rollbacks using write-ahead loggingだと突き止めたが、abstractしか読めない。しかし、確かに「redo重要」ということであるな。

でも SQL Server 7.0 と SQL Server 2000に実装されているやつだよね、やっぱりMSを選べば安心ですな、と言って済ませるというてもある。

_ 崩落経由靖国行き

会社は誰のものか (新潮新書)(吉田 望)

という本を書いたらしい吉田さんという人のところの「A級戦犯合祀は自らやめるべきである」を読みふける。単純化すれば、理屈)戦死してない人間を合祀するのは不正、感覚)天皇も参拝をやめたのだぞ、ということ。

それに対するコメント欄が興味深い。

吉田さんに対して、平山さんという方が、「合祀はやめるべきではない」と論を張る。5つの理由のうち上記に対応するのは、戦争遂行上の公務死だから。

福沢諭吉の真実 (文春新書)(平山 洋)

平山さんという人はこの本の著者らしい。

それに対して、法はそうかも知れないけど、それ以前の問題ではないか、というところでこの話は終わるが良い感じである。

次に偏屈な元法学の徒という人が登場。自然法と実定法の話になる。

おお、これは「インターネットの法と慣習」で読んだことがある話であるな、と興味深く読む。最終的に正義とは何か、という命題に収束(というか発散というか)してくる。

賢い人同士の話は、読んでいておもしろいとつくづく思う。

最後に良くわからない人が来て、天皇の心情を解釈し始めるが(単純化した論点の「感覚」に対するツッコミらしい)妙な痛々しさと不快感を残す。

違和感を覚えたのは、最後の1996年のあたりだ。僕の祖父は最終的に中佐(戦中は主計大尉だったと記憶してる)で、その時点で80を越えていたはずだが、日本が勝ったなんて考えはこれっぽっちも持っていなかった。まあ、人それぞれではあろうが。

_ アーキテクチャ宇宙飛行士

アストロ球団 (第1巻)(史朗, 遠崎)

宇宙飛行士と書いてアストロノートと読むわけだが(上のエントリーとはハルノートと語呂が関連している)、いまひとつインパクトに弱い気がする。

Joel on Software(Joel Spolsky)

でも、宇宙飛行士は科学者でもあるわけだから、10年後に振り返ってみるととても正しいことを言ってたりもするかも知れない(その時点ではアストロ球団プレーを要求しているとしても)。

そこで、別の呼び名を考えてみる。

ここで重要なのは斜め上方から下を見下ろしているという浮遊感覚だろう。とすれば、やっぱり

空飛ぶアーキテクチャ導師(グル)。

ただいま瞑想中。

といった感じが良いように思える。


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