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日々の破片

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2007-02-24

_ SaaS

お前はSaaSはやってないのか? と訊かれてほげほげ状態になる。なんのことだ。

で、なんのことでしょうと聞き返すとSoftware as a Serviceとさらっと言われてもわけわからん。いつのまにか特定領域の言葉は聞き流す習慣がついていたらしい。

で、ちょこちょこ調べてみてだんだん感触がわかってきたが(感覚語だから、わかるのは感触だな)、今やってることと概念的にはかぶってるらしきことがわかってきた。もっともin-house SaaSとでも呼ぶべきものなわけだが。

高価なインフラをみんなで利用しようとすれば、こればっかりは中央集権システムにせざるを得ない。なにしろインフラが高価だから集中が必要になる。問題は、そのインフラをどうみんなで利用するかということだ。そのあたりでなんかかぶってないわけでもなさそうではあり、むしろあり方の考え方のちょっとしたヒントにはなった。

_ CFoo

誰が書いたかわからないけど2段落目は僕の考えと一致している。つまり、そのフレームワークなり環境なりの作法に従えということ。

だから、MFCを使う場合、僕はCFooというクラス名を付ける。でも、.NET FrameworkではFooにする。この場合インターフェイスはIFooだ。しぬほど嫌いだが、MFCやATLならメンバ変数はm_プレフィクスを付ける。.NET Frameworkの場合は付けない。プロパティは大文字で始めるし、明示的なセッタゲッタは作らない(GetFooメソッドが作られることはありうるけど)。

当然、ATLでCOMクラスを作る場合、IFooに対応する抽象クラスはIFooImplで決まりだ(CFooの場合ももちろんある)。(ATLでは具象クラスは実行時まで作られないので、「抽象クラス」で正しいのであった)

_ いいなぁ

BGMとして(集中せずに)聴いているのだが、すごくいいや、これ。

ワーグナー:ニーベルングの指環 全曲(ワーグナー/カイルベルト(ヨーゼフ)/バイロイト祝祭合唱団/ヴァルナイ(アストリッド)/ホッター(ハンス)/ヴィントガッセン(ヴォルフガング)/ウーデ(ヘルマン)/ボロタイン(ミナ)/グラインドル(ヨーゼフ)/イロスファイ(マリア・フォン))

(もちろんBGMモードなのでまじめにとっかえひっかえせずに、ただ神々のたそがれだけを聴いてるわけだが)

ジークフリートをヴィントガッセンがやってるんだが、この人の若々しく張りのある声(でも、結構憂いもある)はすごく良い。あと、アルベリヒがナイトリンガー(ショルティのでおなじみだ)、グンターのウーデ(まったく知らないけど良い感じ)とか。あとこれも初めてだがブリュンヒルデのヴァルナイはうまい。大した人だ。意志力のある歌唱という感じで、これが感じられないとブリュンヒルデにはならない。ハーゲンのグラインドルも程よく陰鬱で好きだ。結局、文句がないということだ。

テンポは割りと早めでさくさくと進んでいく。50年代風新古典主義(おれ、これアメリカ――CBS――がヨーロッパに影響したのだと思う。これがベームみたいになるとさすがに固すぎていまいちつまらないと思ったりするのだが、カイルベルトは気楽そうにやっていて好きだ)な感じだ。それでいて弦にはいい艶がある、落ち着いた感じでこれも好きだな。

#どうにもニーベグングが許しがたいのでアマゾンに通報しようとしたが、またパスワードが通らなくなっているので保留。しかし厄介なことだ。

#ライン下りのちょっと前、ジークフリートとブリュンヒルデが、英雄の出発に感きわまっちゃうとこの高揚感とか、すばらしい。というか、ライン下り(実はこの曲はそれほど好きではない)がテンポの快調さもあって、すばらしく良く聴こえる。ディナミークが自在。英雄のモティーフが実に足取り軽い。それにしてもギビッヒのモティーフが出てくるところの暗鬱な感じ(あれ、ハーゲンのモティーフかな? グンターのモティーフは間抜けだが英雄というか、英雄だが間抜け感が程よい演奏だけど、ギビッヒのモティーフはグンターに近かったような記憶があるな)も素敵だ。

#特典のブックレットに、このすげぇ録音が埋められた経緯が書いてある。絶対にEMIは許せないな、という気にさせてくれる(ここにもカラヤンがからんでくるわけだが)。もっともカーショーが完璧を目指してライブ固有の瑕疵を嫌ったという側面もありそうだから、多少の割引は必要そうだが。多分、この録音が日の目を見てたら、ベームの神話が多少は割り引かれたかも知れない。さすがにあれは固過ぎだろう。

#追記:特典のブックレットじゃなくて箱に入った普通のほうだった。それにしても50年前、プロデューサーとしてデビューしたばかりでこんな大物の録音という大役を見事に乗り切ったのに、闇に封じられてしまったわけだからいろいろ思うこともあるだろうが、淡々と献辞を書いているピーターじいさんはすごいな。しかもチームのメンバのことまで書いてるし。

_ ああ思い出した

上のEMIとデッカのごたごたにからんで、こういうことがある。60年前の教訓だ。

つまり、EMIが契約でがちがちに縛って、デッカがこの録音をレコード化できないようになった。それどころか、バイロイトのライブのレコード化も地獄のような契約を結ばなければできなくしたわけだ。

その結果、何が起きたか?

バイロイトの初日はラジオで流れる。そこでいち早くエアチェックしてレコードのプレスマシンを持っている海賊版屋が大もうけをした。もちろん、EMIには1文も入らない。

かように、著作権管理というのは難しい。


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