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日々の破片

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2007-10-07

_ フィーリングルーヴィー

ポポ(電気グルーヴ/ピエール瀧/石野卓球)

はるかでもないけど一昔前、テレビ見てたら変な髪形のおっさんと、目つきが悪い小僧くんで、何やらいかした音楽をやってて、へーと思ったり。

で、しばらくして、リモザンの新作が来た。

TOKYO EYES デラックス版 [DVD](ジャン=ピエール・リモザン)

武田真治が、ちょうどフリージアの叶ヒロシに良く似たそこにいるだけでどこかが異常な男の役で、ふにゃふにゃ歩いている。

どのくらいふにゃふにゃかというと、参宮橋の交差点を曲がると、品川のくじら塚がある川沿いを歩いているというくらい(これは映画も終わりのあたりだ)。

電車の中でもふにゃふにゃしているもんで、あまりの奇怪さに、つい吉川ひなのが跡を付回し始める。狭い路地をくにゃくにゃしながらあっち行ったりこっち行ったり、ふと見失うと、後ろから吉川ひなのに声をかけるんだか、撃ち殺そうとするんだか、ちょっと忘れた。いきなり振り向くんだったかも。というボーイミーツガール映画だったが、いかしてた。

で、家が下北沢で、ひとりでだらだらしていると、無精ひげはやしたキツネ憑きみたいな小僧がのこのこ上がりこんできて、いきなりレコードをかけてスクラッチを始めて、延々5分くらい、それを二人で聴いていたり。

おかげで、テクノを知ることができた。で、来るのも突然なら、終わりも突然で、いきなり立ち上がって部屋を出る。その背中に向かって武田真治が、ありがとう、と声をかけるんだが、まともに挨拶できるんじゃん、とちょっとびっくりするところでもある。

で、良くピストルをコメカミにあてては引き金を引くんだが、銃身が捻じ曲がっているから絶対に自分には当たらない。でも、それは伏線にもなってるわけだが。

とまあ、武田真治は変だし、吉川ひなのはかわいいんだが、最後の10分くらいにいきなり怒涛のように北野武が乱入してきて、さんざんわめいて暴れてくだを巻いて、あまりの恐ろしさに観客が呆然となったまま、つんのめるようにアップテンポでクライマックスを迎える。

ボイストリロジーだろ。どちらかというと低めで不安定な武田真治のぼそぼそ声、やたらとカワイイ質の吉川ひなののおちゃべり声、で、そこにまったく異質きわまりない北野武の罵声。

もう一度見たいが、これまた高いな。買っておけば良かった。


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